情報は無料か?

モバイル画面を見る人

情報は無料なのか?というお話です。

皆さんは、経営に関する情報はどの様に収集されていますか?業界紙、書籍、業界団体なども有るでしょうが、やはり今はインターネットでしょうか。

さて、インターネット上の膨大な情報に無料でアクセスできる現代においては、情報を集めることは容易なはずですが・・・いざネットを見てみると、良質な情報へのアクセスは必ずしも容易ではないと感じます。

良質な情報へのアクセスが難しい理由の1つは、ネットに存在する膨大な情報が”玉石混交”だからでしょう。誰でも公に情報発信できるという事は、裏取りの少ない根拠の希薄な情報、完全に誤っている情報など、問題のある情報(いわば、ノイズ)も巷に出回るという事。昔から「悪貨が良貨を駆逐する」という言葉がありますが、間違った情報を信じて大失敗はしたくないですね。

(いまや「テレビや新聞の情報よりも、ネットの方が信用できる」として既存メディアは見ないという方も多々おられる様です。確かに既存メディアにも首を傾げたくなる部分はありますが、かと言って素人の発信情報の方が信用に足るという主張は説得力に欠ける気がします。その点、プロが費用と労力を掛けて取材した情報の方が未だ勝っているのではないでしょうか。)

先日もある公認会計士の人とお話をしていたら、ネット上で間違った会計の解釈を述べたブログ記事を発見し、その執筆者にメールで意見した事があったと言っておられました。もっとも、間違った情報も家庭料理のレシピ情報でしたら大した問題にはなりませんが、経営関連情報は大事故にもなりかねないので要注意です。

それにしても、膨大な情報の洪水をかき分けノイズを排除しながら信用できる情報をふるいにかけるのは、結構な労力が要ります。GoogleやYahooといった検索エンジンで探してみるものの、求めている情報が希薄なページもリストアップされるので、ページを開いて見ては閉じるという作業の繰り返しも発生します。

もっとも、必要とする情報の種類によって、有用な情報に出会える確率は変わってきます。比較的方法論が確立されているジャンル、例えばホームページの作成方法や経理の仕訳の勘定科目、といったものは割と探しやすいと言えます。しかし、殊に「経営」のジャンルは、良質な情報を探すのが難しい分野だと思います。

さて、最初の問いに戻ると、収集の難しい情報はやはりお金を払わないと手に入れにくいと考えます。私は仕事柄高額な書籍も購入しますが、やはり有料情報の質の良さは感じます。情報の探索にかかる時間・労力・効率を考えれば、お金を払って情報を買う方がラクです。まして経営者としての私を考えた時、日々やるべきことが満載ですから、良い情報は手っ取り早く手に入れたいのが本音です。皆様はどうお考えでしょうか?

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