コストプラスとは?

コスト積み上げ

資金調達の専門家、せんぼんです。

さて、私はセミナー講師として全国の商工会議所様・商工会様にお邪魔していますが、値決めセミナーで参加者の皆さんへ「どのように値決めをしているのか」を伺うと、大抵の方は「原価に利益を乗せる」方法を採用しているという答えが非常に多いです。これは「コストプラス方式」と呼ばれています。原価(=コスト)に利益をプラスする方法なので、この名称なのは言うまでもありません。

さてマーケティングの知識本に良く書かれている事として、コストプラス方式は「売り手都合」による価格決定方法と言われています。かつて景気の良かった時代は売り手市場でしたから、価格の決定権は主に売り手側にありました。売り手としては必要な利益を確保するため、原価をベースに利益を載せる方法を採用するのが合理的ですが、当時はその方法が採用できたという訳です。しかし買い手市場に移行した現在では、基本的にコストプラス方式は採りにくくなったというのが説明です。

さて、マーケティング本の中には「コストプラスではダメ、市場本位で価格を決めろ」という、否定的なスタンスで書いてある本もあります。しかし、そもそも市場価格を全く意識せず原価に利益を乗せる人など、昔からいないと思いますけど・・・。

たとえ買い手主導の市場下であっても、利益の確保が企業活動の命題であることには変わりません。「原価+利益=価格」の図式の中で利益を確保するために、この式の3つの要素をいかに管理・研究するかがとても大事です。コストプラスが古いとか、ダメとかいう話ではないです。

私はそれぞれの企業様に適した値決めの方法を、多面的に業務調査した上でアドバイスさせて頂いています。コストプラスの良し悪しを論ずるよりも、値決めには考慮すべき要素が多々あるのです。

京セラ創業者の稲盛和夫さんが仰る様に「値決めは経営」であり、企業の最重要戦略として慎重に判断すべきものです。多面的に考えねばなりません。

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