Q. 在庫量を分析するための「ABC分析」は、どのように作成するのですか?

在庫状況を分析するための方法として、良く使われるのが「ABC分析」です。
出荷数量の多少に応じて品目をグループ分けし、そのグループ毎に異なる在庫管理方法を適用する為の分析方法です。

単品(SKU)単位での在庫状況をチェックする帳票を作る手順は、概ね下記の様になります。表計算ソフトを使います。

<帳票に必要なデータ項目>

下記1と2は受注・物流システムなどから抽出するデータで、3~5は計算式を入力して求めます。

1.単品の品番(SKU)
2.単品別の在庫数量と売上数量。売上数量順(降順)に並べ替えておく
3.在庫数量と売上数量の構成比率(単品の数量÷総数)
4.3の構成比率累計(ランク順に累計)
5.単品別の在庫回転率

上記4の売上数量構成比率累計を見て、概ね次の基準でA・B・Cの3ランクに区分します。
Aランク: 上位80%
Bランク: 80~95%
Cランク: 95~100%
※一般に、Aランクに含まれる品目数は、全品目数の15~20%程度になる傾向にあります。

在庫回転率については、目標値の自社基準を設定します。
そして目標値に近付ける様に、発注量のコントロールや出荷促進など、在庫量適正化の管理を行います。

さて、在庫量を適正化する為に膨大な品目を全て一様に管理するのは、非常に困難な事です。労力を掛けるもの・掛けないものを区分けした方が、効率良く管理できます。具体的には、次の様にします。
・Aランクに含まれる品目は、売上の大部分を占める品目として、在庫数量を重点管理します。
・Cランクは下位品目として、出来るだけ簡便に管理します。
・Bランク品はAとCの中間として管理します。

以上が概要です。各ランクのレンジは、企業によって変更して構いません。

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